発達段階から見るPA!
2017/05/28

発達段階とは
発達段階とは、簡単に言うと、人の成長(発達)において多少の時期の違いがあるけれど、大まかな順序が存在するという考え方です。
例えば、一般的に乳児の発達のイメージと言えば、
首すわり
↓
寝返り
↓
腰すわり
↓
つかまり立ち
↓
ひとり歩き
↓
・・・・・・
といった流れがありますよね。
この段階は身体だけでなく、精神面なども含みます。
たとえば、時系列など目に見えないものを理解できるようになる。表情から相手の気持ちを推測できる。などです。
プレイアロングは乳幼児の発達段階に対応している
プレイアロングは全部で3巻あり、その内容は赤ちゃん(胎児)から利用できるようプログラムが構成されています。
もちろん最初は音楽を聴くということから始めるのですが、ご両親は英語の聞き取りだけでなく、お子さんの成長とともに‟できること”が増えていくことを実感されることでしょう。
生まれたばかりの赤ちゃんは、最初まず物を握ることも上手にできません。それが数カ月の間にだんだんと腕を思う方向に向けてみたり、両手を合わせて指を触ったり指を動かせるようになり、そうこうしていると、自分で物をつかめるようになります。
最初は聴くことしかできなかった赤ちゃんも、映像を観ながら自分でおもちゃを使って遊ぶことができるようになっていく様子は親としてとてもうれしい限りですよね。
プレイアロング1の内容
プレイアロングの1巻では、まずコミュニケーションの基本の基本、「Hello!」から始まり、自分ではまだうまく体を動かすことができない赤ちゃん向けに、ママやパパが歌に合わせて指人形などを使って、Busy,Buzzing Bee
などで上下左右、奥行きなどの動きある動作を見せてあげることからはじまります。
また、毎日のお風呂タイムで歌える楽しいお歌や、ふれあい遊びに使えるお歌など、『ねんね期』のお子さんから使えるプログラムになっています。
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プレイアロング2の内容
プレイアロングの2巻になると、歩いたり、体をゆらしたり、色の名前を覚えたりと、とても遊びの幅が広がってきます。
カップやバケツがいっぱいになる。という概念も大事ですよね。これがしっかりと理解できていないと、中のものが溢れてしまいます。
お食事やおやつの時間に牛乳やジュースをこぼしてしまわないためにも、お風呂など、濡れても構わない場所で、このFill Up the Cupの曲を使って練習をしておくというのも良いですね。
プレイアロング2の内容は腰が据わった、『おすわり期』~『あんよ期』、それ以降も長い時間楽しめるようなプログラム構成になっていると思います。
プレイアロング3の内容
プレイアロング3の内容は、さらに高度になっています。
大人から見るとたいしたことない操作や思考ですが、やはり幼児にとってはまだまだ難しいものです。例えば、画像と同じようにものをつかむことはできても、色を指定されている場合など、それを理解するのは難しいものです。
実はボールを投げるよりも、キャッチすること。これはまだ幼いお子さんが動く物体を止めるという作業なのですが、物体との距離や到達時間の目測などをつかむことが難しいものですが、これも歌に合わせて楽しく繰り返しているうちに、自然とそのタイミングをつかんでいけるようになりますよ。
また、物の大小を判断したり、Sharingにみる「分けっこ・半分こ」やOne Sun
に出てくる数という概念を身に着けるのは2歳かもっと後なのではないでしょうか。
このプレイアロング3を使うことで、音楽を楽しみながら、遊んでいるうちにこのような判断や社会概念をトレーニング・習得することもできると思います。
プレイアロング3の内容は、2,3才~さらに長い時間、家族や兄弟で楽しめるプログラム構成になっていると思います。