発達段階から見るPA!Disc1  その②

      2017/05/29

プレイアロング1の曲紹介

  1. Hello!
  2. Up and Down
  3. Busy, Buzzing Bee(1)
  4. The Bellybutton Song(1)
  5. Baby’s in the Bathtub
  6. Peekaboo!
  7. The Bellybutton Song(2)
  8. We Like to Bownce
  9. Whta’s Inside?
  10. Busy, Buzzing Bee(2)
  11. Open Your Hands and Close Them
  12. Bye-bye, Baby!

Baby’s in the Bathtub

赤ちゃんはひとり座りができるようになると、両腕を使って身体を支える必要なくなり、空いた腕を自由に動かせるようになります見える物であればどんなものでも掴もうとしたり、物を揺らしてみたりと新しいことにチャレンジしようとします。

そんな時にこのSplash!なお歌はピッタリではないでしょうか。

子どもが自由に動かせるようになった両手を自由に使って、水遊びをする姿はとても愛くるしいですね。

おすわり期以前であれば、お湯をかけてあげながら歌うのもいいでしょう。実際、『Splash! Splash!Splash!』という歌詞に合わせてお湯をかけるというシーンがDVDの中にも見受けられます。

お水を怖がる様子がないようでしたら、歌詞のSplash!のタイミングで、鼻や口・耳に入らないように気を付けながらお水をバシャっと掛けてみてみましょう。(楽しすぎて長湯にならないように気を付けてくださいね)

繰り返し行うことで、Splash!という英語の響きと、お水のバシャっといった勢いが一致して、発語ができ悪手も、「Splash!」と声かけすると、自ら手をバチャバチャとさせる様子も見られるかもしれません。

もう少し大きくなれば、PA!2のFill Up the Cuponpuなど、道具を使った遊びに進むことができますよ。

Peekaboo!

子供をあやす際に、日本語でも「いないいないばぁ」はよく使われますね。
現在デジタルなおもちゃも数多くある中、この「いないいないばぁ」は今でもあやし言葉のテッパンです。
これは日本だけではなく、海外でも「Peekaboo!」という言葉があるように、世界共通のようです。

では、どうしてこのふれあい遊びが好まれるのでしょう?

 

実は、この「いないいないばぁ」をするふれあい遊びの中には
自分を保護してくれる(一緒にいると安心できる)人との『分離』と『再会』が繰り返されます

誰しも信頼する人がいなくなることに不安を感じ、再開することができれば安堵を覚えます。これは大人でも同じことですね。
それを短い遊びの中にギュッと凝縮したものが「いないいないばぁ」「Peekaboo!」なのです。

この遊びを繰り返していくうちに、物の永続性(見えないけれど存在し続けているということ)を理解します。

物の永続性を理解することができたお子さんは、「いないいない~」と言っている保育者の姿が見えなくても、「存在しているのだな。」「もうすぐ再会できるんだな」と期待を持つようになります。

そして、「ばあ!」と顔が現れたときに、その期待が現実となりうれしくて「きゃっきゃっ」と笑ったりするんです。

 

子どもをあやしているつもりでも、認知(ものの考え方・感じ方)の発達という点でもとてもとても大きな役割のあるふれあい遊びだったんですね。

『Peekaboo!』って本当に奥が深い!!

The Bellybutton Song(2)

気が付きましたか?
同じThe Bellybutton Song(1)とは大きく違う箇所が2つありますね。

1つは、単数形と複数形が混在した歌になっているということです。

日本語は対象が人物でなく物体の場合は、単数/複数がたいへん曖昧な言語のため、この単数/複数の使い分けを感覚的に習得することはかなりハードルが上がるように思われるかもしれません。
しかし、このディズニー英語システムを使っている子供たちは、ごく自然にこの単数/複数の使い方を習得することができるのです。それもこの曲のように単数形・複数形を用いた歌詞のお歌を幼い時期からごく自然に耳にしているからだと言えるでしょう。

2つ目は「私の」と「あなたの」を使い分けているという点です。

‟誰のものなのか”という所有の概念をこんなにも早くに取り入れているというのが日本語文化にはあまりないことですね。
例えば、赤ちゃんの手をさすりながら「これは‟あなたの”お手てだよ」と声をかけることはほぼないと思います。きっと「これはお手てだよ」と誰のという(所有の)修飾子は省略されることが多いはずです。

このように、サラッと歌っているのですが、実はとても考えられていると思いませんか。

文化の違いではありますが、赤ちゃんの頃から何度も何度も聴き、歌いしているうちにそれは身体に浸透していくのでしょうね。

プレイアロングはミッキーなどのDisneyキャラクターも出てこないし、赤ちゃん相手のDVD(CD)だからと言って、手を抜いている!なんてことは決してありません。

むしろ、お子さんの英語体質の基礎となる土台をしっかりと作り上げるこうせいになっているのです

We Like to Bownce

 

 



 



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