手の発達段階とPA! ~前編~
2017/06/02
- ■■■ 目 次 ■■■
- 最初は『つつむ』イメージ
- 目と手の協調が始まる
- ≪余談≫開かない手を開かせる方法
最初は『つつむ』イメージ
生後間もなく『把握反射』といって、手のひらに触れるものを握る様子が確認できると思います。
試しに下図のように、指先を使って掌の中央をトントンとつついてみてください
きっと赤ちゃんが掌全体を使って握り返してくれることを確認できると思います
生まれてすぐの赤ちゃんには、掴むというよりは、まだ小さな手のひら(指まで)全体を使って、掌に触れるものを包むイメージで、つかまるほどの力はありません。
このころはまだ物を持つことができませんので、やさしく擦るように(鳥の羽が触れる程度の力加減でOK)マッサージをしてあげるのもいいでしょう
生後間もなく『把握反射』といって、手のひらに触れるものを握る様子が確認できると思います。
生まれてすぐの赤ちゃんには、掴むというよりは、まだ小さな手のひら(指まで)全体を使って、掌に触れるものを包むイメージで、つかまるほどの力はありません。
目と手の協調が始まる
生後2か月程度で、軽いものなら握ることができますが、手から離すのは苦手です。これは本能的につかまっている状態が落ち着くからだともいわれています。
生後半年ほどで大雑把にものを掴むようになり、積み木などを熊手型で掴む様子が見られますね。最初は思っている(見えている)もののほうへ手を差し出すことさえぎこちなく、手伝ってあげたくなるのですが、このぎこちない動作でさえ、赤ちゃん自身が腕や手、目の焦点の合わせる筋力などをトレーニングしているのです。
首や腰が据わり、赤ちゃんが物事を横になった状態ではなく起きた状態で見る(視界にとらえる)ことができ、それらを触るようになると、さらに遠近感などの感覚も発達すると言われています。
手の握力が付くまでは、PA!に含まれている『腕に着けるおひさま(ガラガラ)』を付けてあげるのもいいでしょう。手首だけではなく、足首にもつけてあげられますよ。
自分が動くと音が鳴る。わかっているのかそうでないのか、子どもは手足をしきりに動かしたり、腕についたおひさまに関心をもって、じっと見つめたりする様子が見られるかもしれません。
PA!に含まれる『腕に着けるおひさま(ガラガラ)』はPA!①の1曲目Hello!の1曲目単語紹介で出てくるお日様にとてもよく似ていると思いませんか
見たことがあるということは親しみを持て、子どもが大きくなってDVDを始めてみた際にもきっと「あれ、どこかで見たことあるな」と感じているかもしれませんね
少しすると握力もついてきて、少しずつ重たいものを持つことができたり、掴んだものをなかなか離してはくれなくなったりもします。
この頃になると、音の鳴るToys(PA!の‟マラカス”や‟シェイクブロック~勝手に名付けてみました~”など)を持たせてあげることもできますね。
いままではお母さんが鳴らしてあげていたおもちゃで遊ぶ姿はとても成長を感じることだと思います!
<↓↓↓開かない手を開かせる方法↓↓↓へ続く>
≪余談≫開かない手を開かせる方法
余談ですが。。。。。
赤ちゃんで、言葉はまだ通じないけれど、掌を開かせたいときってないですか?
例えば、ベビーマッサージなどで指先の施術をしたいときや、手形を取りたいときなどかしら。。。
そんな時に試してもらいたい方法があります
指先で、下図のように拳になっている第三関節を手の甲から、つついてみてください
ごく軽くで結構です
とっても不思議なことに掌をじわぁっと開いてくれます(^^♪
これは言葉による指示が伝わらない場合ということで、介護の現場でも活用されているそうですよ
ぜひ、小さなお子様がいらっしゃるご家庭は試してみてくださいね
~~~~~~ 手の発達段階とPA! ~後編~ へ続く ~~~~~